続けている習慣

一人暮らしの部屋で続けている、小さな工夫たち|白・ティッシュ・自炊・家計簿

小さな工夫 4選 アイキャッチ 続けている習慣

一人暮らしをはじめた頃、部屋の管理がうまくできなかった。

服は床に脱いだまま。ゴミは気づいたときに捨てる。食事はコンビニかインスタント。お金は気がついたら残っていない。

そういう暮らしを何年か続けたあと、少しずつ変えていった。変えたといっても大きなことじゃなくて、小さなことばかりだ。でもその小さなことが積み重なって、今の私の暮らしができている。

今日は、一人暮らしの中で私が続けている「工夫」を書いてみようと思う。ミニマリストらしいこともあれば、そうでもないこともある。でも全部、私の実体験から出てきたものだ。

身の回りのものを、できるだけ白で揃えるようにした

身の回りのものを、できるだけ白で揃えるようにした。以前は服やタオル、寝具なども特にこだわりなく選んでいた。黒やネイビー、柄物もあれば、カラフルなものもあった。

ところがある時、「色が多いほど管理が面倒になるのではないか」と思った。例えばタオルを買い足すとき。色がバラバラだと、どれを選べば今あるものと馴染むか考えなければならない。服も同じで、この色には何が合うかを考える必要がある。

そこで試しに、靴下と寝具を白で統一してみた。すると驚くほど楽だった。買い替えのときに悩まない。どの商品を選んでも既存のものと大体馴染む。洗濯後に収納するときも統一感がある。部屋の中に置いてあっても主張しすぎない。

寝具

それに、使ってみて初めて気づいたこともある。白は汚れが目立つから管理が大変そうだと思っていたのだけれど、実際は逆だった。

白い靴下やシーツは、汚れや黄ばみが見えやすい。だから「そろそろ洗おうかな」「なんとなくくたびれてきたな」ではなく、「これは洗うべき状態だな」と判断しやすい。

黒や濃い色のものは汚れが目立たない分、気づかないまま使い続けてしまうこともある。その点、白は状態が見えやすい。結果として、清潔な状態を保ちやすくなった。

服も同じだった。白やグレー、黒などのベーシックな色を中心にすると、組み合わせを考える時間がほとんどなくなる。朝の「何を着よう」がかなり減った。

さらに、部屋全体の色数が減ると視界がすっきりする。物の量はそれほど変わっていなくても、なんとなく整って見えるのだ。

ミニマリストというと「物を減らす」ことが注目されがちだけれど、自分の場合は「色を減らす」ことの効果のほうが大きかった。

物の数は同じでも、色数が少ないだけで選択肢が減る。選択肢が減ると迷う時間も減る。白で揃えるようになってから、管理の手間も、日々の小さな判断も少し楽になった気がしている。

ティッシュとゴミ箱は、惜しまずあちこちに置くようにした

「ものを減らす」という考え方は好きだし、実践もしている。でも、ティッシュとゴミ箱だけは例外にしている。

以前は「ティッシュは1箱でいい」「ゴミ箱もリビングに1個あれば足りる」と思っていた。でも実際の暮らしの中で何度も「ティッシュとるのめんどくさい」「ゴミ捨てに行くのが面倒で後回しにしてしまった」ということが起きた。

その結果どうなるかというと、ゴミがテーブルの上に積まれたまま。少し汚れてもティッシュを取りにいくのが面倒だから汚れたまま。そういう状態になる。

だから思い切って、枕元にもデスクにも脱衣所にも、キッチンにも置くことにした。ゴミ箱も、ティッシュの横にセットで置くようにした。

これが思いのほか効果的だった。「すぐそこにある」というだけで、行動が変わる。ゴミが出たらすぐ捨てられる。鼻をかんだらすぐ捨てられる。だらしない状態が生まれにくくなった。

ミニマリストの考え方では「ものは少なく」なんだけど、自分の行動パターンを見て、「ここは増やしたほうがいい」と判断することも大事だと思っている。少ないことが正解じゃなくて、暮らしやすいことが正解。

ちなみに、ゴミ箱はフタなしのシンプルなものを選んでいる。フタがあると「開ける」というひと手間が生まれて、面倒になってしまうから。その一手間をなくすだけで、行動が変わる。

寝室のゴミ箱

脱衣所ティッシュゴミ箱

デスクティッシュゴミ箱

料理は、自分でつくることを基本にするようにした

一人暮らしの食事って、外食とコンビニに頼りがちになる。私もそうだった時期がある。

でも今は、料理を自分でつくることを基本にしている。毎日完璧に作れているわけじゃないし、インスタントやレトルトも使う。でも「外で買ってくる」ではなく「家でつくる」が前提になっている。

これをするようになって変わったことがいくつかある。

まず、食費が下がった。外食やコンビニに頼っていた頃と比べると、かなり違う。同じ素材でつくれるものを増やしていくと、買い物も効率的になってきた。

次に、体の調子がよくなった。外食が続くと、なんとなく体が重い感じがしていた。自分でつくるようになってから、そのだるさが減った気がする。野菜をちゃんと食べているかどうかが、自分でコントロールできるからだと思う。

それから、意外な話だけど、「今日何食べようかな」と考えるのが楽しくなってきた。献立を考えるのが面倒だと思っていたけれど、慣れてくるとこれが一種の遊びになってくる。冷蔵庫の残りもので何をつくるか、頭をつかうパズルみたいで面白い。

料理が得意かどうかは関係ない。私も最初は下手だった。でも毎日やっていると、自然と手が慣れてくる。「つくれるレパートリー」が少しずつ増えていく感覚は、地味に達成感がある。

買い物も、週に何度か行くよりまとめてのほうが効率的だとわかってきた。何をつくるか決めてから買いに行くと、無駄なものを買わなくなる。これも食費の節約につながっている。

家計簿は、月の最初に「計画」から始めるようにした

お金の管理がずっと苦手だった。収入は入るのに、気づいたらなくなっている。何に使ったのかもよくわからない。そういう状態が続いていた。

家計簿を試したことはあった。でも続かなかった。レシートをためて、週末にまとめて入力して、合わなくて嫌になって、やめる。そのサイクルを何回か繰り返した。

今の方法に変えてから、続くようになった。

今やっているのは、月の最初に「今月はこれくらい使う」という計画を立てること。食費にいくら、日用品にいくら、交通費にいくら、という具合に、大まかでいいので割り当てておく。

次に、買うものリストをつくるようにしている。何かを買いに行くときは、事前にリストを作って、それ以外は買わない。これだけで衝動買いがかなり減った。

支出の記録は、アプリを使っている。レシートを撮影して読み込んでくれるタイプのものを使っているので、手入力の手間がない。それだけで続けやすくなった。

大事なのは、記録の精度より続けることだとわかってきた。多少ずれていても、流れが見えるだけで十分。「今月は食費が多かった」「交通費が予定より少なかった」それくらいの感覚が持てるようになれば、次の月に活かせる。

家計簿をつけるようになってから、漠然としたお金への不安が減った気がする。全体が見えているというだけで、安心感がある。何に使ったかわからなくて不安、という状態から抜け出せたのは、大きかった。

大きな変化じゃなくて、小さな習慣の積み重ねだった

今日書いてきたことを並べてみると、どれも地味だなと思う。白いものを選ぶ。ティッシュを置く。料理をつくる。家計簿をつける。

ドラマチックな変化じゃないし、すごい節約術でも整理収納術でもない。でも、こういう小さいことが積み重なって、暮らしが変わってきた実感がある。

一人暮らしって、全部自分で決めなければいけない。何を買うか、何を食べるか、いつ掃除するか、全部。その自由が楽しいときもあるけれど、しんどいときもある。

そのしんどさを減らすために、私は「いちいち考えなくてよくなる仕組み」を作ることを意識してきた。白で揃えておけば服に悩まない。ゴミ箱があちこちにあればゴミが溜まらない。食材があれば自然と料理する。計画があればお金に悩まない。

自分の暮らしのなかで「ここが毎回しんどい」というポイントに気づいて、そこに工夫を入れていく。それの繰り返しだ。

完璧な暮らしを目指しているわけじゃない。でも、昨日より少しだけ楽になっている感覚が続いていると、暮らしをつくっていくのが楽しくなってくる。

一人暮らしの工夫って、人それぞれだと思う。私のやり方が誰かの参考になるかはわからないけれど、「こういう考え方もあるんだな」と思ってもらえたら嬉しい。

「楽になる」ことは、決して手抜きじゃないと思っている

一人暮らしを始めた頃、「自分で全部ちゃんとやらなければ」という変なプレッシャーを感じていた。部屋は常にきれいでなければ。食事はちゃんと栄養バランスを考えなければ。家計管理もきちんとしなければ。

でも実際にはそれが難しくて、少しでもうまくいかないと自分を責めていた。

今は考え方が変わった。「楽になる仕組みを作ること」は、ずぼらではなく、賢い選択だと思っている。毎回ゼロから考えるより、「こうすれば自然とできる」仕組みを作っておくほうが、長く続く。

白いものを増やしたのも、ティッシュを増やしたのも、その延長線上にある。「頑張らなくても自然に整う」状態を目指しているのだ。

たとえば、ティッシュやゴミ箱を増やすのは「ものを増やすこと」だけれど、それによって「ゴミが溜まらない部屋」が自然と作られる。結果的に部屋が整う。手段と目的を混同しないようにしたら、こういう発想ができるようになった。

自分の暮らしは、自分の実験場だと思っている

誰かのブログやSNSで見た「暮らしの工夫」を試してみることがある。でも合わないことも多い。

それでいいと思っている。暮らしは自分のものだから、自分に合うものを探すのが正解だ。誰かにとって完璧な方法が、自分にとって最適かどうかはわからない。

私が白いものを好むのも、ティッシュをあちこちに置くのも、料理を自分でするのも、家計簿をつけるのも、全部「自分で試してみてよかった」ことだ。誰かに勧められたからじゃなくて、やってみて「これが自分に合っている」と気づいたことばかり。

逆に、試してみてやめたこともある。早起きに挑戦して、向いていなくてやめた。週に一度まとめて掃除しようとして、できなくてやめた。そういうことも含めて、少しずつ自分に合う暮らし方が見えてきた。

一人暮らしは、全部自分で試せる自由がある。その自由を使って、自分だけの快適な暮らし方を探していけばいいと今は思っている。

今日書いてきた工夫は、これからも変わり続けると思う。自分が変わるにつれて、合う方法も変わるはずだから。でも「自分の暮らしを、自分で整える」という気持ちだけは、ずっと持ち続けていきたいと思っている。

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