私は一人旅が好きです。先日も、ふらりと岐阜へ行ってきました。
岐阜の旅で、心に残った景色
白川郷や下呂温泉といった有名なスポットも巡りました。もちろんどこも素敵だったのですが、いちばん心に残ったのは、もっと何気ない景色でした。真夏の日本アルプスの植生や、白樺が並ぶ並木道。その瑞々しい緑の中を歩いているだけで、すっと心がほどけていくようでした。
計画は立てる、でも縛りすぎない
私は、旅の前にしっかり下調べをする計画派です。ご当地の名産品や、行ってみたい観光スポットは、あらかじめ調べておきます。
ただ、道中の細かいスケジュールまではガチガチに決めません。特に好きなのが、歴史のある場所を巡ること。だから、その土地の歴史的な背景を予習してから出かけます。背景を知ってから訪れると、同じ景色でも見え方がまるで違ってくるんです。
地方の旅で、私がよくやる失敗
そんな旅好きの私ですが、地方やへき地への旅では、よく失敗します。
理由は、私が普段、大阪で暮らしているからです。大阪にいると、24時間営業や年中無休のお店が当たり前。その感覚のまま地方へ行くと、痛い目にあいます。
たとえば、休日にガソリンスタンドが営業しておらず、給油できる場所を探してかなり遠回りしたことがありました。「まだ大丈夫だろう」と油断していたら、お店や観光施設が予想以上に早く閉まってしまい、目的地に着いた頃には営業が終わっていた、なんてことも。
地方を旅するときは、営業時間や定休日を事前に確認しておく——これは、私が失敗から学んだ大事な教訓です。
おわりに
一人で、好きなように歩いて、好きなだけ景色を眺める。計画はしっかり、でも現地ではのんびり。そんな旅が、私にはいちばん合っているようです。次はどこへ行こうかと、また地図を眺めています。
一人旅で気をつけていること
一人旅は好きですが、慣れるまでは不安なこともありました。今でも気をつけていることがいくつかあります。
まず、帰りの交通手段は早めに確認します。地方は電車やバスの本数が少ないところが多くて、最終便を逃すと困ることがある。到着してすぐに帰りのルートを調べておくようになったのは、一度乗り過ごして慌てた経験からです。
それから、宿は前日までに決めます。当日に飛び込みで探すのが好きな人もいますが、私は宿の候補を2〜3軒決めてから動くほうが性格に合っています。余裕があると、移動中の景色も楽しめる気がする。
あと、荷物は少なめにします。一人旅は全部自分で持たなければいけないので、荷物が多いと本当につらい。旅の途中で「これ持ってこなくてよかったな」と思うことのほうが多いから、最近は宿泊数+1くらいの分量で荷物をまとめるようになりました。
地方旅の面白さ
岐阜の旅で気づいたのは、有名スポット以外の道や風景に地方らしさが出るということです。観光地は整備されていてどこも似たような雰囲気になりがちですが、少し外れた道を歩くと、その土地の普段の空気が感じられる。
地元の人がよく使っていそうなスーパーに入ってみたり、なんとなく気になった路地を歩いてみたり。それが一人旅の自由さだと思います。誰かと一緒だと「どこ行く?」という会話が生まれますが、一人なら気が向いたままに動ける。その気軽さが好きです。
岐阜では飛騨牛を食べました。一人で入った小さな食堂で、カウンターに座って注文した牛丼が、驚くほど美味しかった。旅の途中で食べるものはなぜか記憶に残る。そういう偶然の出会いが、地方旅の醍醐味だと思っています。
また行きたい場所
今回の岐阜旅で行けなかった場所がいくつかあります。高山の古い町並みや、郡上八幡のお盆の踊り。次は夏の終わりか秋に、また訪れてみたいと思っています。
一人旅のいいところは、次に行く場所をすぐに決められることです。今回が楽しかったからもう一回行く、というシンプルな理由で動ける。そういう身軽さが、一人旅を続けている理由のひとつかもしれません。
次回は泊数を増やして、もう少しゆっくり滞在してみたいと思っています。岐阜は広くて、一度では回りきれない。また季節を変えて、同じ場所が別の顔を見せてくれるのも楽しみのひとつです。
旅の後の自分について
旅から帰ったあとの数日間、気持ちが少し落ち着いているような感じがします。日常の中に戻ってきているのに、いつもよりものごとを穏やかに受け止められる気がする。旅には、そういうリセット効果があるのかもしれません。
特に一人旅は、自分だけの時間と空間の中にいるから、普段考えないようなことをゆっくり考えられる。次はどこに行こうか、自分は何が好きなのか、これからどう過ごしたいのか。移動の時間や夜の宿で、そういうことを静かに考える時間が好きです。
地方をぶらぶら旅するスタイルを、これからも続けていきたいと思っています。次の目的地は、まだ決まっていませんが、また気が向いたときにふらりと出かけるつもりです。
岐阜の食の記憶
旅で記憶に残ることの一つは、食べたものです。岐阜では飛騨牛を食べたのですが、観光地の有名店ではなく、地元の人が行きそうな食堂に入りました。メニューは少なくて、カウンターが7席ほど。ランチのピークを過ぎた時間だったから、他に客はいませんでした。
頼んだのは飛騨牛の牛丼です。値段はそれなりにしましたが、旅先での食事だからと思い切って頼みました。一口食べて、「これは違う」と思いました。肉の柔らかさと甘みが、普段食べているものと全然違う。一人でカウンターに座って、ゆっくり食べました。
旅先で食べるものは、なぜか記憶に残りやすいと思います。食事そのものより、その食事を取り囲む状況も一緒に記憶されるからでしょうか。その食堂の静かさ、外の暑さ、食べながら窓の外を見ていたこと。全部がセットで残っています。
一人旅で感じる自由と孤独
一人旅の自由さについては前に書きましたが、孤独さも一緒にあります。食事のときに「これ美味しいね」と言える相手がいない。感動した景色を見ながら誰かに話しかけられない。その「共有できない感じ」は、一人旅の切なさでもあります。
でも、その孤独さも含めて一人旅が好きです。感動を共有できない代わりに、自分の中に深く刻まれる感じがある。「この景色は自分だけが見た」という感覚が、記憶を濃くする気がします。一人で経験したことは、何か自分だけのものになる気がして、それが一人旅の醍醐味の一つです。
旅の前後の気持ち
旅に行く前は、少し準備が面倒に感じることもあります。でも旅から帰ってみると、「行ってよかった」という気持ちのほうが絶対に大きい。その経験を繰り返してから、「行くかどうか迷ったら行く」を基準にするようになりました。
岐阜から帰ってきた日の夜、旅の写真を見返しながら、次はどこへ行こうかを考えていました。そのとき、「また行きたい場所がある」ということが、生活の中の楽しみになっていると感じました。行けない日が続いても、次の旅を楽しみにしているだけで気持ちが少し上向く気がします。旅は行く前から始まっているのかもしれません。
宿を選ぶ楽しさ
一人旅で楽しみの一つが、宿を選ぶことです。観光地の大きなホテルも良いですが、小さな宿やゲストハウスが好きです。共有スペースでたまに他の旅行者と話すことがある。そういう偶然の会話が、旅の記憶に残ることがあります。
岐阜では古い旅館に泊まりました。廊下の床がきしむ音や、大浴場の雰囲気が好きで、チェックアウトしたくない気持ちになりました。旅館に泊まると、その土地の時間の流れを感じる気がします。観光地を回るより、宿でゆっくりしている時間が好きかもしれません。
次に行きたい地域
岐阜の旅をきっかけに、東海・北陸エリアに興味が出てきました。福井、石川、富山。どこも行ったことがない場所です。新幹線が延伸して北陸へのアクセスが変わったので、金沢も一度行ってみたい。旅の候補が増えていくのが楽しいです。次の旅の計画を考えながら、日常を過ごしています。
一人旅の準備で楽しいこと
旅の準備も楽しみの一部です。行く前に地図を見て、どのルートで回るか考える。気になった場所を調べていくと、知らなかった場所に出会うことがある。その調べる時間が、旅の楽しさの前半戦だと思っています。
岐阜への旅も、準備の段階から楽しかった。白川郷の歴史を調べたり、飛騨牛のおすすめ店を調べたり。全部予定通りには行きませんでしたが、調べたことが旅の途中で役に立つ場面もあった。計画は変わってもいい。準備したことは無駄にならない。そういう感覚で旅の準備をしています。
旅は行く前も行っている間も帰った後も楽しい。計画を立てる時間、移動の時間、食事の時間、宿での時間、帰ってから振り返る時間。全部がそれぞれ違う種類の楽しさを持っています。また行きたい場所ができたこと、それが次の旅へのエネルギーになっています。
旅が教えてくれること
一人旅を続けていると、「自分が何に惹かれるか」が少しずつ分かってきます。有名な観光地より何気ない風景が好き、計画より偶然の出会いが印象に残る、宿でゆっくりする時間が好き。旅のたびにそういう発見がある。それが自分を知る一つの方法になっています。旅はまた行きます。次の行先はまだ決めていませんが、また気が向いたときにふらりと出かけるつもりです。
一人旅はこれからも続けます。国内でまだ行っていない場所がたくさんあります。気が向いたときにふらりと出かける。そのスタイルで、これからも旅を続けていきたいと思っています。
旅先での出会いや発見が、日常を少し豊かにしてくれます。また次の旅を楽しみにしながら、日々を過ごしています。
次の旅先を考えながら、今日も仕事をしています。それが毎日の楽しみになっています。
旅の記憶は、日常の中でふと戻ってくるものです。それが一人旅を続けている理由の一つです。

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