セリ

趣味と寄り道

「狼と香辛料」で気づいた、信頼が商売の土台にあるということ

「狼と香辛料」という作品を初めて手に取ったのは、図書館の返却棚に並んでいた一冊がきっかけだった。表紙に描かれた狼耳の少女と、旅商人らしき男のイラスト。正直なところ、最初はよくあるファンタジーラブコメだろうと思って手を伸ばした。でも読み始めて...
趣味と寄り道

営業がうまくいかないとき、この本を開く——「影響力の武器」

「影響力の武器」を読んだのは、なんとなく「仕事に役立つかもしれない」という軽い動機からだった。書店でビジネス書のコーナーに並んでいた分厚い本で、長く読まれ続けているロングセラーだとは知っていたけれど、しばらく手が出なかった。ある日まとまった...
ミニマルな暮らし

一人暮らしの冬に始めた、一人鍋が教えてくれたこと

一人鍋を始めたのは、一人暮らしを始めて最初の冬のことだった。寒い夜に温かいものが食べたくて、でも一人分の鍋なんて寂しいかなと最初は思っていた。でも試しにやってみたら、これがすごく良くて。むしろ一人だから好きなものだけ入れられるし、自分のペー...
趣味と寄り道

冬の夜に読みたい「僕の小鳥ちゃん」——自分のまま生きる女性の話

「僕の小鳥ちゃん」という向田邦子の短編集を読んだのは、ある雨の午後のことだった。特に目的があって手に取ったわけじゃなくて、本棚の隅に差さっていたのをなんとなく引っ張り出したのがきっかけだ。薄い本で、読み始めたらすぐ終わるだろうと思っていたの...
趣味と寄り道

旅行ガイドみたいに読んだ本——「地球の歩き方 全世界株式の歩き方」

「オルカン」という言葉を初めて聞いたとき、何のことだかさっぱりわからなかった。友人がお金の話をしているときに突然出てきた単語で、「えっ、何それ、食べ物?」と聞き返して笑われた。調べてみると、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カント...
ミニマルな暮らし

作り置きしておくと便利な味付け卵のレシピ——私の常備菜のつくり方

味付け卵を初めて自分で作ったのは、ラーメン屋さんで食べた一個に感動したのがきっかけだった。半熟の黄身がとろりとして、醤油ベースのタレがしっかり染みていて、その味がずっと頭から離れなかった。「自分でも作れるんじゃないか」と思って試してみたら、...
続けている習慣

一人暮らしの部屋で続けている、小さな工夫たち|白・ティッシュ・自炊・家計簿

一人暮らしをはじめた頃、部屋の管理がうまくできなかった。服は床に脱いだまま。ゴミは気づいたときに捨てる。食事はコンビニかインスタント。お金は気がついたら残っていない。そういう暮らしを何年か続けたあと、少しずつ変えていった。変えたといっても大...
ミニマルな暮らし

ずっとリピートしている食品が2つある|うまいたれと子持ちきくらげの話

料理が得意ではない。好きでもない、というほどでもないけれど、積極的に楽しんでいるとも言いがたい。でも食べるのは好きだし、外食ばかりにはしたくないという気持ちもある。だから毎日それなりに台所に立っている。そういう私が、気がついたら何度もリピー...
趣味と寄り道

読んでいて自分の暮らしを見直したくなった本|北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし

本のタイトルを見たとき、なんだろうこれと思った。『北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし』。貴族、猛禽、雪国、狩り、暮らし。どの単語も意味はわかるのに、全部つながるとどんな話なのか想像がつかない。それが気になって読み始めた。原作は江本マシメサさん...
趣味と寄り道

歴史が「今の世界を読む道具」に変わった日|地政学にハマったきっかけ

私はもともと、世界史や古代文明、考古学が好きでした。学生時代には、イタリアのコロッセオやトルコのアヤソフィア、イギリスの大英博物館にも足を運んだことがあります。ただ、その頃の歴史は、あくまで「趣味」でした。実生活と結びついている感覚は、まる...