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議事録作成で消耗するのをやめた。私がCLOVA Noteで「会話の主導権」を取り戻した全記録

会議中、ひたすらタイピングの音だけが響く。発言者の言葉を漏らさずメモすることに必死で、肝心の議論に加われない。そして会議が終われば、録音を確認しながら数時間をかけて議事録をまとめる……。

そんな「議事録の呪縛」に、私は長年苦しめられてきました。本来、会議とは新しい価値を生むための場であるはずなのに、終わった後の事務作業にリソースを割かれるのは本末転倒です。

この状況を劇的に変えてくれたのが、AI音声認識アプリ「CLOVA Note(現在はLINE WORKS AiNoteとして統合・進化)」でした。

2026年の今、さらに精度を増したこのツールを、私がどのように現場で活用し、無駄な残業時間をゼロにしたのか。その具体的な活用術と、実際に使って分かった「AIとの付き合い方」の本音を綴ります。

活用術1:スマホを置くだけで「話者の分離」を自動化する

CLOVA Noteを使い始めて最も感動したのは、単なる文字起こしの速さではなく、その「整理力」です。

会議の風景が「タイピング」から「対話」へ

以前の私は、ノートPCの画面越しに相手を見ていました。しかし今は、スマホをテーブルの中央に置き、録音ボタンを押すだけ。PCは閉じます。これだけで、相手の表情や身振り手振りに意識を100%向けられるようになりました。

驚くべきは、複数人の会議でも「誰が何を言ったか」をAIが自動で判別してくれる点です。

私が以前、5人でのプロジェクト定例会で使用した際、それぞれの声の特性を学習したAIは、修正の必要がほとんどないレベルで発言者を正確にアイコン分けしてくれました。

タップ一つで「重要シーン」にインデックス

録音中、大事な発言があった瞬間にスマホ画面のブックマークボタンをタップします。すると、後から見返したときにその箇所が強調されます。2時間近い長い会議でも、この「栞(しおり)」があるだけで、確認作業のスピードは3倍以上になりました。

活用術2:「AI要約機能」による議事録作成の自動化

文字起こしされた膨大なテキストを、人間が読みやすくまとめる作業。これが議事録作成において最も重いプロセスですが、CLOVA Noteの「AI要約」がこの壁を打ち砕いてくれました。

30分の会議を「3秒」で構造化する

会議終了後、生成されたテキストに対してAI要約を実行すると、「会議の目的」「主な議題」「決定事項」「ネクストアクション」が瞬時に箇条書きで生成されます。

私が社内のブレインストーミングで利用したとき、発散しすぎて収拾がつかなくなった議論を、AIが驚くほど論理的に整理してくれました。人間が客観的に振り返るよりも、AIの方が「忖度のない構造化」が得意なのだと痛感した瞬間です。

専門用語の誤変換を「逆手に取る」コツ

もちろん、AIも完璧ではありません。特にIT業界の専門用語や独特の社内用語は、時折おかしな変換をされます。しかし、CLOVA Noteには「よく使う単語」の登録機能があります。

私は、プロジェクト名や特殊な製品名をあらかじめ登録しておくことで、精度を飛躍的に高めました。こうした「AIを育てる」感覚を持つことで、議事録のクオリティは日に日に上がっていきます。

活用術3:検索機能による「過去の記憶」の資産化

議事録は作って終わりではありません。後から「あのとき、誰がなんて言ったっけ?」を掘り起こすことにこそ価値があります。

キーワード検索で「言った・言わない」を解消

「あの要件定義の修正、いつ決まった?」といった曖昧な記憶。CLOVA Noteなら、キーワード一つで過去の全録音データから該当箇所を探し出せます。

テキストだけでなく、その部分の「実際の音声」をピンポイントで再生できるのが強みです。文字だけでは伝わりきらない「ニュアンス」や「語気」を確認できるため、プロジェクトの認識齟齬(そご)を未然に防ぐ最強の武器になります。

共有URLでチームの「情報格差」をなくす

作成した議事録は、URL一つでチームメンバーに共有可能です。会議を欠席したメンバーに、わざわざ口頭で説明する必要はありません。「ここからここまでの録音を聞いておいて」と伝えるだけで、会議の熱量をそのまま共有できるのです。

実際に使って分かったCLOVA Noteの「弱点」と対策

素晴らしいツールですが、1年使い倒して見えた課題も正直にお伝えします。

録音環境への依存度が高い

周囲が騒がしいカフェや、マイクから遠い人の声は、どうしても精度が落ちます。私は重要な会議では、スマホに外付けの指向性マイクを装着するようになりました。

また、オンライン会議の場合は、スピーカーの近くに置くのではなく、PC内部の音声を直接取り込む仕組みを作ることで、誤変換を最小限に抑えています。

セキュリティへの配慮

機密性の高い情報を扱う際、AIにデータを預けることに不安を感じる方もいるでしょう。私は会社のポリシーを確認し、特に重要度の高い経営会議などでは、利用範囲を制限するなどの使い分けを徹底しています。便利な道具だからこそ、その裏側にあるリスク管理も「プロの仕事」の一部です。

結論:AIに「任せる」ことで、人間は「考える」ことに集中できる

CLOVA Noteを導入して、私の働き方は変わりました。単に「議事録が楽になった」だけではありません。会議中に「メモを取る」という受動的な作業から解放され、よりクリエイティブな「議論に参加する」という能動的な姿勢に変わったのです。

2026年、AIツールを使いこなすか、それともツールに使われるかは、あなたの選択次第です。もし、あなたがまだ「昨日の会議のまとめ」で午前中を潰しているなら、今すぐその役割をAIに譲ってください。

「Next Trend Log」を読んでくださっている皆さんが、貴重なリソースを「過去の整理」ではなく「未来の創造」に使えるようになることを、心から願っています。

おわりに

CLOVA Noteは、あなたの「記憶の外付けハードディスク」です。一度この解放感を味わうと、もうペンとノートを持って会議室に入る生活には戻れません。まずは次のミーティングで、スマホの録音ボタンをそっと押してみることから始めてみませんか?

【免責事項】

本記事の内容は筆者個人の体験に基づく感想です。サービスの利用規約やプライバシーポリシー、利用料金の有無については、提供元であるLINE WORKSの最新情報をご確認ください。また、録音を行う際は参加者の同意を得るなど、倫理的・法的な配慮を行ってください。

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